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関西国際空港・福岡国際空港が「find」導入──空港から始まる“落とし物DX”

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    関西国際空港・福岡国際空港が「find」導入──空港から始まる“落とし物DX”

    空港で落とし物をしたとき、「どこに連絡すればいいか」がわからないまま時間が過ぎてしまう——そんな経験はないでしょうか。フライト前の焦りの中、問い合わせ先を調べ、繋がらない電話に向き合い続ける。その困りごとが、ようやく解決されました。

    2025年11月、関西国際空港と福岡空港に「落とし物クラウドfind」が導入されました。チャットで24時間問い合わせができ、日本語はもちろん英語・中国語・韓国語にも対応しています。

    まず、よくある質問への答えから

    Q:関西国際空港の落とし物はどこに問い合わせればいいですか?

    A:2025年11月19日より「find chat」で問い合わせができます。関西国際空港公式サイト(kansai-airport.or.jp/contact)からアクセスしてください。対応時間は9:00〜21:00、受付は24時間です。

    Q:福岡空港の落とし物はどこに問い合わせればいいですか?

    A:2025年11月20日より「find chat」で問い合わせができます。福岡空港公式サイト(fukuoka-airport.jp/find.html)からアクセスしてください。対応時間は9:00〜22:00、受付は24時間です。

    Q:外国語でも問い合わせできますか?

    A:日本語・英語・中国語(簡体字)・韓国語に対応しています。アプリのインストールは不要で、ブラウザからすぐに利用できます。

    空港の落とし物が特別に難しい理由

    「フライトまであと1時間」という切迫感

    空港での落とし物には、他の施設にはない切実さがあります。財布やパスポートを落とした旅行者がスタッフに駆け寄り、「チェックインまであと30分しかない」と焦る。その状況で、手作業の台帳をめくりながら確認するスタッフも、焦りをこらえながら丁寧に対応し続けてきました。

    関西国際空港では毎月約4,000件の落とし物を取り扱っています。福岡空港でも毎月3,000件近くが届けられています(find調べ)。これだけの件数を、効率的かつ正確に管理するには、アナログな管理体制では限界があります。

    外国語対応が「できなかった」現場の実態

    空港という場所柄、外国人旅行者からの問い合わせは避けられません。しかし多くの窓口では、英語で問い合わせが来てもすぐに対応できるスタッフが常駐しているわけではありませんでした。「少しお待ちください」と伝えながら、対応できる担当者を探す——その間にも、お客様のフライト時刻は近づいていきます。

    2025年のインバウンド訪日外国人数は過去最多の3,600万人を超えています。多言語対応のインフラなしに、これからの空港運営を支えることは難しい時代になっています。

    findを使った問い合わせ手順(利用者向け)

    関西国際空港の場合

    1. 関西国際空港公式サイト「お問い合わせ」ページにアクセス(https://www.kansai-airport.or.jp/contact

    2. 「find chat」を選択し、言語を選ぶ

    3. 落とし物の情報を入力する(品物・色・特徴・いつ・どこで)

    4. findオペレーターが照合・回答する

    対象エリア: 第1・第2ターミナルパブリックエリア、駐車場、エアロプラザ、展望ホール(税関構内・機内・航空会社管轄エリアを除く)

    福岡空港の場合

    1. 福岡空港公式サイトからアクセス(https://www.fukuoka-airport.jp/find.html

    2. 「find chat」を選択し、言語を選ぶ

    3. 落とし物の情報を入力する

    4. findオペレーターが照合・回答する

    対象エリア: 空港内(税関構内、機内・航空会社カウンター・ラウンジを除く)

    AI画像照合で「スマートフォンが落とし物1位」の問題に対応

    空港でよくある落とし物とAIによる照合

    find調べによると、空港での落とし物はスマートフォンが件数のトップを占めています。スマートフォンは個人情報を含む重要品であるにもかかわらず、機種・色・特徴が似通っており、従来のテキスト管理では照合が難しい物品です。

    findのAI画像照合機能では、写真を登録するだけで色・形・メーカー・状態などの特徴を自動タグ付けします。「黒いスマートフォン」「シルバーのiPhone」など、テキストでは曖昧になりがちな情報が、画像によって精度高く照合できるようになりました。

    関西国際空港からは「画像やAI検索でスムーズに対応できるようになる」とコメントが寄せられています。

    空港でよくある落とし物トップ3

    順位

    品目

    特徴と照合の難しさ

    1位

    スマートフォン

    機種・色が似通い、個人特定が必要

    2位

    パスポート・身分証明書

    本人確認が必須、外国語対応も求められる

    3位

    財布・カード類

    中身の特定まで確認が必要

    空港での落とし物DXが広がる背景

    2025年、空港へのfind導入が相次いだ理由

    2025年3月の羽田空港を皮切りに、関西国際空港・福岡空港と、主要空港へのfind導入が続いています。空港という施設が選ばれる理由は、次の3点に集約されます。

    ①利用者の切迫感が他施設より高い

    フライト前に落とし物を探す利用者には、「すぐに答えが欲しい」という強い需要があります。24時間チャット受付は、その切迫感に応えられる唯一の仕組みです。

    ②インバウンド対応が不可避

    外国人旅行者が多い空港では、日本語対応のみでは取りこぼしが生まれます。4言語対応のfind chatは、空港運営に欠かせないインフラになっています。

    ③横断検索ネットワークへの参加で利用者の利便性がさらに向上

    関西国際空港は、findの横断検索ネットワークへの参画を検討しています。これが実現すると、「空港で落としたのか、空港バスで落としたのかわからない」という問い合わせにも、1回で対応できるようになります。

    施設担当者向け——空港・大規模施設でのfind導入ポイント

    空港規模の施設でfindを導入する際のポイントは次の通りです。

    • エリア設定を細かく行う:ターミナル・エリアごとに保管場所を設定することで、物品の所在が即座に特定できます

    • 多言語find chatを最初から設定する:後から多言語設定を追加するより、最初から有効にすることで対応漏れが防げます

    • 横断検索ネットワークへの参加を検討する:連携する交通機関が増えるほど、利用者の返却体験が向上します

    まとめ

    関西国際空港・福岡空港へのfind導入は、「空港での落とし物対応」という長年の課題に、はじめてデジタルの答えが届いた瞬間でした。

    毎月4,000件、3,000件という膨大な落とし物を受け付けながら、高度な外国語対応も求められる現場スタッフの負担は、非常に大きな課題でした。findの導入によって、スタッフの皆さまは「煩雑なデータ登録と鳴り止まない電話対応」の負担からスマートに解放され、空港ならではの本来の高品質なサービスやおもてなしに集中できるようになります。

    落とし物が見つかったとき、「ありがとう」という声が届きます。その声が、空港で働くスタッフの仕事のやりがいになっていきます。

    次のアクション

    落とし物をお探しの方

    施設・空港の担当者の方

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